「誰のために働くのか。」プロダクトへの共感から始まったエンジニアの選択
エンジニアとして仕事をする中で、彼が常に大切にしている問いがある。それは、「誰のために働くのか」というシンプルな問いだ。
SESとして複数のプロジェクトに携わっていた頃、ある縁から現在の会社と関わる機会が生まれた。金融機関との取引や営業担当が共通していたことがきっかけで、「エンジニアを探している」という声がかかったのだ。
最初は、業務委託としてプロジェクトに参画する形だった。
そのとき初めて会った代表との会話が、彼のキャリアの方向を大きく変えることになる。
プロダクトの話をするときの熱量。理想の高さ。そして未来へのビジョン。語られる言葉の一つひとつから、プロダクトに対する強い想いが伝わってきた。
「この人は面白い」それが率直な第一印象だったという。
技術の話だけでは終わらない。プロダクトそのものへの誇りと、これから実現しようとしている未来の姿。その姿勢に強く共感し、「この人となら面白いことができるかもしれない」と感じたことが、現在の会社に入社する決め手になった。
彼が仕事をするうえで最も大切にしているのは、常に“誰のための仕事なのか”を考えることだ。
エンジニアにとって技術は重要な武器である。しかし、それ自体が目的ではない。誰かの課題を解決し、価値を生み出すための手段として存在するものだ。だからこそ、技術は「使うこと」よりも「何のために使うのか」が重要だと考えている。
もう一つ大切にしているのが、プロダクトによって人を幸せにすることだ。自分たちが想いを込めて作ったものを、誰かが使い、その価値を感じてくれる。それこそがエンジニアとしての喜びであり、仕事の原動力でもある。
そしてもう一つ、彼が重視しているのがチームの幸福度だ。現在所属する組織は約20名の少数精鋭。大きな組織ではないからこそ、メンバー一人ひとりの働き方や状態がプロダクトの品質に直結する。
「チームメンバーがどうすれば幸せになれるか」その視点を持ちながら、より良いチームづくりを考えている。
今後の目標はシンプルだ。
新しいプロダクトを、きちんと成功させること。
ただ開発するだけではなく、プロダクトが事業として成立し、価値を生み続ける状態をつくる。利益が生まれれば、それは組織やメンバーへ還元され、さらに良いプロダクトを生み出す力になる。
その循環を作ることこそが、エンジニアとしての次の挑戦だ。
入社前、代表からこんな言葉を聞いた。
「うちの製品、すごいんですよ」
その言葉には、プロダクトへの誇りと確信が込められていた。そして、その感覚はどこか自分の考えとも重なっていた。
給与や待遇は、実力を積み重ねれば変えていくこともできる。しかし、誰と働くかは簡単には変えられない。
だからこそ彼は、人を見て決断した。共感できる仲間とともに、新しい価値を生み出すプロダクトをつくる。その挑戦は、これからも続いていく。