■今の仕事を始められた経緯
もともとは研究者を目指していましたが、娘2人とも自閉症という診断を受けたことがきっかけに自閉症や発達障害のある方々の支援を始めました。
8年あまり現場職員として働くなかで、自閉症発達障害の子供から大人まで、軽度から重度、最重度の方延べ200名以上の方の支援担当をさせていただきました。
自閉症のことが少しずつ理解して、支援のスキルが少しずつ上達するにつれて、子育てもうまくいくようになりました。しかし、思い出すのはいつもあの時のことでした。我が子が自閉症と診断されて、絶望感や不公平感で自分を見失って子供たちとしっかり向き合えていなかったあのときのことです。
本当はもっと大事に、もっと楽しく、かけ甲斐のない時間を過ごせたはず、もっと子供たちを笑顔にできたはずです。
もうやり直すことはできないが、そのときの自分のようなパパ、ママたちのために今ならできることがたくさんあるときづいたのが、今の仕事のきっかけになりました。
現場職員としての経験スキルと、自閉症の子ども2人を育ててきた経験を活かしてパパさんママさんのサポートを全力でさせていただいています。
■大切にしている価値観
①どんな子育てをしているパパ、ママも幸せになる権利があるし可能性は無限にある。
②しょうがいは障碍になってはいけない。どんな状況にある子どももお互いのことを知り、個性として受け入れて一緒に成長していく社会を作りたい。
③必要なサービスを必要な方に届け、親になったことが責任や負担が増えたのではなく、笑顔や可能性が増えたと感じて子供たちと共に成長していける大人を増やしたい。
■今後の展望
自閉症や発達障害を支える全ての方を笑顔に幸せにしたいのが私の夢です。
その第一歩として今は親のサポートをしていますが、今後は保育園、幼稚園、学校の先生、支援施設の職員がワクワク生き生きと支援ができるシステムを作りたいです。
■ママファーストより
ソマンさん自身の経験から、よりたくさんの子育てをしているママやパパの支援をされており、社会的にも意義のある仕事であると思います。
『子育ては大変』と言っても、一人ひとりの背景は全く違います。
そんな一人ひとりの子育てに悩むママやパパの心の支えになるのがソマンさんだと思います。ママファーストでもたくさんのママさんを支援しているので、一緒に力を合わせて世の中の子育てに悩む方々を救えたらと考えております。
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キッカケ事務局